非エンジニアに知ってほしい「エンジニアを仲間にするための第一歩」

この記事は CAMPHOR- Advent Calendar 2016 の2日目の記事です。

ytmatsuge です。 CAMPHOR- 6期の代表をしております。

CAMPHOR- HOUSE には
「エンジニアを採用したい」「エンジニアにうちのプロジェクトを手伝って欲しい」
という方がたくさん来ます。
(※本文中の「エンジニア」とは「IT系エンジニア」や「プログラマー」を指すものと思ってください。)
がしかし、その方があまりにもエンジニアのことを知らなかったり・誤解があったりするために話が噛み合わず、
お互いにとって全く有意義でない時間を過ごしたままお帰りいただくことがあります。
「せっかくご足労頂いたのに…」
と,応じる側の私としてもやりきれない思いになることがよくあったので、本日は「エンジニアを仲間にするための第一歩」として、これだけは知っておいていただきたいということ3つを、実際にCAMPHOR- で来客対応していてあった質問とともにご紹介させてください。

話すことが嫌い?

Q. 同じ団体で活動しているエンジニアとのコミュニケーションの方法がわかりません。(20代・学生団体所属)
「エンジニアは寡黙だ!話すことが嫌いだ!!」と決めつけて、ひたすら喋り倒して勧誘しようとする方がまあまあいらっしゃいます。
「エンジニアがコミュニケーションが嫌いだ」という観念はみなさん少なからずお持ちではないでしょうか。
これに関して、私は次のように考えています。
  •  多くのエンジニアは、話すことは嫌いではない。
    • CAMPHOR- には「独りで開発していて寂しくなって話に来た」という訪問者がよく来ます!
  • きちんと考えて話す人が多い。
    • つまり、コミュニケーションに時間がかかる場合がある。
  • 感情or論理でいうと論理的な人が多い。
5行も書きましたが、1番大事なことは最初の「話すことは嫌いではない」という部分です。
会話である以上、僕らも話したいんです。
経営者や採用担当・営業職の方というのは最も饒舌な方が多い職種こともあり、
エンジニアよりテンポがはやいのでついつい自分たちの話をしゃべってしまうというのはあるかもしれませんが、
ある程度自分たちの話をさせていただいた方がエンジニアが抱く会話全体の満足度は高くなると思います。
ということで、会話の大原則ですが…
A.まずは、エンジニアの話を引き出しましょう

市場価値と牛丼とフレンチの話

安い!うまい!早い!といえば、牛丼。
もちろんみなさん,「できるだけ安く」「できるだけすぐ」「できるだけ良い」エンジニアが欲しいですよね。
Q. すぐに手伝ってくれる学生の方はいませんか。給料は出せません。(30代・起業家)
無理です。笑
正確にいうと、限りなく難しいミッションです。
現在、ITエンジニアというのは明らかに需要量が供給量を上回っており、
学生エンジニアといえど、きちんとお給料を頂けて、素敵な先輩に囲まれてできるアルバイトがありますし
莫大な採用費をかけて良いエンジニアを採用しようと努めている企業も沢山あります。
(もちろん、お金をかければ良いというわけではありませんが…)
そんな、有名企業が沢山のお金や時間を投資して達成しようとしていることを
プロジェクトの想いや魅力さえ伝えれば「タダ働きで」「すぐに」「凄腕の」エンジニアが手伝ってくれるでしょうか。
俺、めっちゃいいやつだから、うまいフレンチを安くすぐ食わせてよ!
と言ってるようなもんです。無謀すぎます。
極端な例を出したのですが、これに近い問い合わせはしょっちゅう来ておりまして、
せめて「安く」「すぐ」「良い」のどの部分をどこまでだと譲歩できるのか等整理してきていただけると
メンバーに声を掛ける私たちとしてはとっても助かります。
A. まずは、エンジニアをチームに引き入れることが難しいミッションであることを理解してください。

技術について知っておくべきなのか

Q.「エンジニアと話せるようになるためには、プログラミングを勉強する必要がありますか?」(20代・新入社員)

 

もちろんある程度以上、プロジェクトだったり仕事を一緒にする場合は勉強しているに越したことはないでしょう。
ただ、それよりも重要なことは「知っているふり」をしないことです。
エンジニアは、プログラミングについて非エンジニアより詳しいです。
それをあまりわかっていないのに知っているふりをされてしまうと、どこまできちんと理解してもらえるか・伝わっているか分からなくなるので、途端にフリーズ・嫌煙しがちです。
あなたが、プログラミングだったり技術について知らないのなら、「知らないこと」をエンジニアに伝えてください。
A.まずは、エンジニアに知らないことを伝えましょう。

まとめ

「エンジニアを仲間にするための第一歩」をまとめると…

  • エンジニアの話を引き出しましょう
  • エンジニアをチームに引き入れることが難しいミッションであることを理解してください
  • エンジニアに知らないことを伝えましょう
改めて振り返ると、極々当たり前のことのようにも見えますが、冒頭でも述べた通りこの部分に齟齬や誤解があるとお互い幸せにならないので、これだけは押さえてほしいこと・「第一歩」として紹介しました。
 CAMPHOR- Advent Calendar 2016  明日の担当は yaitaimo です。お楽しみに。

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